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105
9
章
2
次元
9.1
ペイントボール
ペイントボール(
paintball
)は米国発祥のスポーツで、弾丸が的に当たると壊れて中
に入っている塗料で色のついた印ができる銃を構えて、互いのチームで撃ち合うもの
である。通常は、障害物や遮蔽物などのオブジェクトが配置された、専用のアリーナで
競技が行われる。
幅
30
フィート長さ
50
フィートの室内アリーナで、あなたがペイントボールをやって
いるものと仮定しよう。
30
フィートの壁のすぐ傍にあなたが立っていて、相手の
1
人が
近くにいるのではないかと疑っているとしよう。壁に沿って、いくつかの塗料の印(弾
痕)があるが、すべて同じ色で、相手が最近撃ったものだろうとあなたは考えている。
弾痕は、部屋の左下の隅から測って、
15, 16, 18, 21
フィートの位置にある。このデー
タから、相手はどこに隠れていると考えるだろうか。
図9-1にアリーナの見取り図を示す。部屋の左下隅を座標の原
点にして、私は、射撃
手の未知の位置を座
標
α
と
β
、すなわち
alpha
、
beta
で表す。弾痕の位置は
x
で印を付
けた。相手が撃った角度は
θ
、
theta
である。
このペイントボール問題は、ベイズ分析でよく使われる灯台問題の修正版である。
私の記法は、[
Sivia 06
]の問題に使われた記法を踏襲している。
本章のコードは、
http://thinkbayes.com/paintball.py
からダウンロードできる。詳細
については、まえがきの「コードについて」(
ix
ページ)を参照のこと。