
12.5
よりよいモデル
■
147
12.5
よりよいモデル
ここまで行った分析が、すべての
SAT
問題は同じ難易度だという単純化に基づいて
いたことを思い出してほしい。実際には、難易度にはばらつきがあり、それは、アリス
とボブとの差異がもっと小さい可能性を示唆する。
しかし、モデル化による誤差はどの程度大きいのだろうか。もし小さいのなら、最初
のモデル、すべての問題が同じ難易度だという単純化に基づく、で十分だ。誤差が大
きいなら、よりよいモデルが必要だ。
次節以降で、よりよいモデルを開発し、モデル化の誤差が小さくなることを発見(ネ
タバレ!)する。したがって、あなたが単純なモデルで満足しているなら次章へ飛ばし
ても構わない。より現実的なモデルがどのように振る舞うのか確認したいなら、続けて
読んでほしい。
●
各受験者に、
SAT
問題への解答能力を測った
efficacy
(効力)があると仮定する。
●
各問題には、
difficulty
(難易度)があると仮定する。
●
最後に、受験者が問題に正答する機会は、次の関数にあるように
efficacy
と
difficulty
に依存すると仮定する。
def ProbCorrect(efficacy, difficulty, a=1):
return 1 / (1 + math.exp(-a * (efficacy - difficulty)))
この関数は、項目応答理論(
item response theory
:
IRT
)、
http://en.wikipedia.org/ ...