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8
章
観察者バイアス
を使ったときの費用を数量化して、期待費用を最小化するしきい値を選ぶこともで
きる。
8.8
議論
ここまでの分析では、乗客の到着率が毎日同じであるという仮定に基づいていた。
ラッシュアワーの通勤電車については、悪い仮定ではないが、明らかに例外的な場合
もある。例えば、近くで特別なイベントが催される場合、多数の乗客が同じ時間に到着
するだろう。この場合、
lam
の期待値はあまりに低く、
x
と
y
の推定値はあまりにも高く
なりすぎる。
もしも、そのような特別なイベントが、大幅遅延と同じぐらいの回数で起こるのなら、
それもモデルに組み込むことが重要だ。
lam
の分布を拡張して、時々大きな値を含めら
れるようにすることができる。
我々は、
z
の分布を知っているという仮定で始めた。代替案としては、乗客が
z
の推
定をできるようにすることがあるが、これは容易ではない。乗客は自分の待ち時間
y
し
か観察できない。最初に来た電車をやり過ごして、次の電車を待たない限りは、電車
と電車との間隔
z
がわからない。
しかし、
zb
について、推測を働かすことはできる。到着したときに、待っていた乗
客数を記録すれば、直前の電車が出てからの経過時間
x
を推定できる。そして、
y
を観
察する。
x
の事後確率分布を観察した
y
に加えると、
zb
の観察値についての事後信念を
表す分布が作れる。
この分布を使って、
zb
の分布についての信念を更新できる。最終的に、
BiasPmf
の
逆数を計算して、
zb
の分布から
z
の分布を得ることができる。
この分析は、 ...