
表現を制御する
328
8
章
CountFromBy
の表現を理解する
シェルにオブジェクトの名前を入力して現在値を表示すると、次のように出力されます。
<__main__.CountFromBy object at 0x105a13da0>
上の出力を奇妙と言いましたが、確かに一見奇妙に見えるでしょう。この出力の意味を理解
するために、
IDLE
のシェルに戻って
CountFromBy
からさらに別のオブジェクトを生成し
てみましょう。このオブジェクトは
j
とします。
次のセッションでは、
j
で表示された奇妙なメッセージが組み込み関数を呼び出したときに
作成される値であることに注意してください。まずはこのセッションに従い、次にこの組み込
み関数の動作の説明を読んでください。
この値が異なっていても
心配はありません。
このページの最後で
すべてが明らかに
なります。
j
の出力は、
Python
の
組み込み関数が
作成する値です。
組み込み関数
type
はオブジェクトの生成元となったクラスに関する情報を表示します。
上のコードでは
j
が
CountFromBy
オブジェクトであることを示しています。
組み込み関数
id
は、オブジェクトのメモリアドレス(インタプリタがオブジェクトを管
理するために使う一意の識別子)に関する情報を表示します。手元の画面に表示された値は、
おそらく上の値とは異なるでしょう。
j
の出力の一部として表示されたメモリアドレスは、
id
を
16
進数に変換した値です(組
み込み関数
hex
がこの変換を行います)。したがって、 ...