
すべてはオブジェクト
3.
オブジェクト指向の詳細
この本全体を最後まで読んでいたら、今では(おそらく)「
Python
ではすべて
がオブジェクトである」という言葉の意味を十分に理解できているでしょう。
Python
のオブジェクトは素晴らしいものです。オブジェクトを使うと多くの
場合に物事が予想どおりにうまくいきます。しかし、すべてがオブジェクトで
あるからと言って、特にコードの中のすべてがクラスに属さなければいけない
というわけではありません。
この本では、カスタムコンテキストマネージャを作成するのに必要になるま
で独自のクラスの作成方法は述べませんでした。そのときでも、必要なことだ
けしか紹介していません。すべてのコードがクラスに属することを求めるプロ
グラミング言語(
Java
が代表例です)から
Python
に移行してきている場合には、
この本のアプローチには戸惑うかもしれません。プログラムの書き方に関して
言えば
Python
は(例えば)
Java
ほど厳密ではないので、心配しないでください。
たくさんの関数を作成して必要な処理を行うことに決めたなら、そうしてく
ださい。脳がより関数型の考え方になっているなら
Python
の内包表記構文を
使えばいいのです。
Python
は関数型プログラミングの考え方も尊重していま
す。また、コードはクラスに属すべきという考えにこだわるなら、
Python
が持
つフル装備のオブジェクト指向プログラミング構文を使えばいいのです。
クラスの作成に時間がかかりそうな場合は、次の項目を確認してください。 ...