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11
章 セキュリティ運用
11.6
脅威検知ユースケース
私たちは以前、コンポーネントアーキテクチャ図とクラウドアーキテクチャ図に対して脅威モデリン
グを行い、通信中、保存中、利用中の機密データに対する脅威を特定しました。特定された脅威は対
策を検討する上で役立ちましたが、すべてのリスクが完全に低減されるわけではなく、ワークロードが
侵害される可能性のある新たな脆弱性が特定されることもあります。また、特定された脅威を利用し
て、検知対象とすべき脅威を選択することも可能です。脅威を完全に緩和できない場合、攻撃者が潜
在的な脆弱性を悪用しようとしていることを把握したい場合、あるいは新たな脆弱性が特定されて重
大なリスクが発生する場合、脅威検知ユースケースが必要になります。
限定的な脅威の検知範囲
ここでは、ワークロードの設計と提供において、脅威検知ユースケースの特定に限定して議
論します。検知のための脅威の特定が行われる方法は、他にもたくさんあります。
ワークロードをサポートする脅威検知サービスのセットアップのために、検知ユースケースの特定、
優先順位付け、実装を行います。脅威が検知されると、対応し、リスクを低減するためのインシデン
ト対応ランブックが必要になります。図11-12 に示す通り、先に特定した脅威を利用して、脅威検知
ユースケースとインシデント対応ランブックを定義します。
脅威モデリング
脅威検知
ユースケース
インシデント
対応ランブック
SIEM SOAR
図 11-12 脅威モデリングからインシデ