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章 アーキテクチャコンセプト
コンテキストに基づいたアクセスを提供します。ユーザがシステムにアクセスするコンテキストに応じ
て、アクセス権限の範囲が変化します。例えば、オフィスからアクセスする場合、リモートからアクセ
スする場合よりもアクセス許可を増やすことが可能です。
行動パターンは、通常のログイン時間などの情報に応じて、アクセスレベルを変えるかもしれませ
ん。リスクベースの決定は、信頼されたデバイスや、デバイスの場所など他のコンテキスト情報を利
用する場合、より高度かつ精密なアクセス制御を可能にするかもしれません。適応型アクセス制御
は、PEPやアクセスロジックのようなリアルタイムのアクセス制御を内蔵し、利用可能なコンテキスト
情報から最大限の情報を活用して実装されるべきでしょう。
システムがアクセスレベルを決定すると、その機能は、役割ベースのアクセス制御(RBAC:Role-
Based Access Control)、属性ベースのアクセス制御(ABAC:Attribute-Based Access Control)、 リ ス ク
ベースのアクセス制御(Risk-Based Access Control)などアクセス制御アプローチを組み合わせて利用
することが可能です。
多くのシステムにおいて、適応型アクセス制御を実現する製品・サービスは現在のところほとんど存
在せず、パフォーマンスへの影響からも望ましくありません。本書執筆時点では、ゼロトラストネット
ワークアクセス(ZTNA)を利用したネットワーク ...