
7.2
クラウドコンピューティングの概念
221
パブリッククラウドは低コストなのか?
ワークロードのホスティングにパブリッククラウド基盤を利用すれば、必ずしもコストが下
がるとは限りません。ワークロードがバーストに対応できる柔軟性を必要とするユースケー
スや、一時的なテストインフラストラクチャの展開には、パブリッククラウド基盤の方が有
効かもしれません。他のワークロードでは、パブリッククラウド基盤を利用できないデータ
を取り扱う場合には、専用のオンプレミス基盤やコロケーションデータセンターが有益とな
る場合があります。
逆に、オンプレミスのプライベートクラウド基盤では、
24
時間
365
日稼働するセキュリティ
運用をサポートする上で必要なスキルが組織にないため、セキュリティが強化されない可能
性があります。そのため、パブリッククラウドの方がよい選択となる可能性もあります。
ハイブリッドクラウド環境では、異なるIaaSや PaaSプラットフォーム間での展開と管理がしばしば
行われます。コンテナワークロード用の Red Hat OpenShift
※13
や仮想サーバ用の VMware
※ 14
のような
単一の共通クラウドコンピュートプラットフォームを利用することで、異なるクラウドサービスプロバ
イダ間でのワークロードの移動が容易になります。
図7-4は、オンプレミスと 2 種類のパブリッククラウドサービスプロバイダを示しており、それぞれに
2種類のクラウド基盤を示しています。Red Hat OpenShiftは、パブ