
10.1
位相論理演算
191
位相論理
NOT
位相論理
OR
位相論理
NOR
位相論理
AND
位相論理
NAND
位相論理
XOR
図10-2
10.1.2
複雑な位相論理表現を構築する
量子探索で行いたい論理演算は、基本的な論理演算を何回も連結するようなものになります。この
ような本格的な複合位相論理ステートメントに相当する
QPU
回路を特定するには、どうすればよいで
しょうか?
図10-2では、位相を出力する論理演算を実装しましたが、振幅の大きさの値の入力が必要
であることを、いままで何度も注意しました。ですから、基本的な位相論理演算を連結するだけでは、
より複雑な演算を構築することはできません。入力と出力に互換性がないからです。
幸い、良い手段が
1
つあります。それは、位相論理演算で実装したい完全なステートメントに対し、
5
章で示した(振幅の)大きさを使った量子論理演算を利用するステートメントの最後の基本論理演算
以外のすべてを実行します。これにより、
QPU
レジスタの大きさにエンコードされた、ステートメント
の最後から
2
番目の演算の値が出力されます。次に、(図 10-2の回路の
1
つを使って)最終的に残る論
理演算の位相論理演算の実装にこれを入力します。そして、位相にエンコードされた全体のステート
メントから、最終的な出力を得ます。
このトリックが機能している様子を実際に調べるために、論理ステートメント
(a OR NOT b) AND
c
を位相論理演算で評価したいとしましょう。このステー ...