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3
章 多重キュビット
しかしながら、もつれを使うと、他の原因によって
2
つの値を一致させることができます。この証明
は、アイルランドの偉大な物理学者ジョン・ベルが最初に提案した巧妙な実験によって行われます。も
つれとは、キュビットとキュビットとの間の量子的なつながりのことであり、従来(古典物理)では存在
しないものです。複雑な
QPU
アプリケーションをプログラミングするようになると、もつれはいたると
ころに登場します。もつれを利用する上で、哲学的な洞察は必要ありませんが、裏で何が起こってい
るのかを少しでも理解しておくことは大切なことです。
3.6
ハンズオン:共有されるランダムさのためにベルペアを利用
する
図 3-14 で生成したもつれ状態は、一般にベルペア(
Bell pair
)と 呼 ば れ ま す
*
1
。 で は 、ベ ル ペ ア を 生 成
するための迅速かつ簡単な方法を見ていくことにしましょう。
2
章では、単一のキュビットの重ね合わせの観測によって、量子乱数生成器(
QNRG
)を 作 成 で き る
ことを説明しました。同様に、ベルペアの読み出しは
QRNG
のように作用します。このとき、
2
つのキュ
ビットの乱数は一致します。
興味深い点は、もつれた状態にあるキュビットをどれほど引き離しても、もつれた状態のままで存
在し続けるということです。つまり、ベルペアを利用して、相関のあるランダムビット(
correlated
random bits
)を離れた場所で生成することができます。相関のあるランダムビッ ...