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拡張現実
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現実世界の見え方を変えるAR
現実世界にデジタル情報を付加する技術
ARは、日本語で「拡張現実」と呼ばれます。拡張現実とは、私たちが
見ている現実空間に仮想のデジタル情報を加え、あたかもそこに実在する
かのように見せる技術です。カメラなどで映した現実の映像にデジタル画
像やテキスト、3Dオブジェクトを重ねて表示します。このように、現実
をベースにしてバーチャル情報をつけ加える点がAR の大きな特徴です。
ARのしくみ
ARは、現実の画像をどのように認識し、どの位置にデジタル情報を表
示するかが重要なポイントです。そのしくみは、ロケーションベースAR
とビジョンベースAR の 2 種類に分けられます(図 1-5)。
ロケーションベースARは、デバイスに搭載されたGPSや加速度センサ
ー、磁気センサーなどから位置情報を取得し、デジタル情報を付加する位
置を割り出します。
一方、ビジョンベースARは、カメラで撮影した画像情報を解析して、
デジタル情報を表示する位置を割り出します。その認識方法には、マーカ
ー型とマーカーレス型があります。マーカー型は、QRコードなどの AR マ
ーカーを読み取り、そのうえにデジタル情報を表示する方式で、マーカー
レス型は、物体そのものを認識してデジタル情報を重ねる方式です。
こうしたしくみも使い分けられながら、ARはアパレルや美容、医療、
教育、不動産など、さまざまな分野で活用されています(図 1-6)。例え
ば、洋服や化粧品の試着、メイクシミュレーション、医療現場での手術サ ...