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Near-EyeLightFieldDisplay
ピント外れを解消する技術
5-8
従来のヘッドマウントディスプレイとその問題点
従来のVRは、ディスプレイまでの距離が近いためピントを合わせづら
い問題がありました。そこで、この問題を解消するうえで
Near-Eye
Light Field Display
というディスプレイが注目されています( 図
5-15)。
Near-EyeLight FieldDisplay では、レンズアレイを用いて目の前に仮想
ディスプレイが存在するかのように描画することができます。レンズアレ
イとは、複数の小さなレンズを規則的に配列したものです。これを使うこ
とで、ディスプレイから発せられる光線を制御し、目の前に立体的な映像
を作り出すことができます。ユーザーの目の焦点距離に合わせて自動的に
ピントが合うようになり、ピント合わせの問題を解消できます。
映像を1枚のレンズで拡大するSimple Magnier
Near-EyeLightFieldDisplay には、SimpleMagnifier と MagnifierArray と
呼ばれる2 つの手法があります(図 5-16)。
SimpleMagnifier は、1個の収束レンズを使用してディスプレイの映像
を拡大する方法です。老眼鏡と同じ原理で、レンズがピント調節に必要な
屈折を補助するため、ピントズレを軽減します。しかし、レンズが1 つで
あるため、正面から見るとピントが合いますが、少し角度がずれると見え ...