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VRS
注目点以外の描画を削減する
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スムーズな描画をかなえるVRS
VRS(VariableRateShading)は、画面上の領域ごとに異なるシェーデ
ィング(陰影づけ)の品質を設定できる機能です。この機能を使うと、重
要な部分は高品質に、重要ではない部分は低品質にすることができます。
これにより、全体的なグラフィックス処理にかかる計算コストを削減
し、スムーズな描画を実現することができます。
VRSのしくみ
通常、3Dグラフィックスでは、画面上の各ピクセルに対して陰影づけ
の計算が行われます。しかし、VRSを使うと画面上の一部の領域をまとめ
て扱うことができます(図5-11)。例えば、16ピクセル分の領域を 1 ピク
セル分として扱えば、その領域の陰影づけ計算は1/16 で済みます。
このように、重要ではない領域で陰影づけの計算を省略することで、処
理を軽くできるのです。
VRSの2つのレベル
VRSには、Tier1 と Tier2 の2 つのレベルがあります(図 5-12)。Tier1 で
は、シーン内のオブジェクト単位で陰影づけの品質を変更できます。一方
のTier2 では、さらに細かく陰影づけの品質を制御できます。例えば、影
のつく暗い場所では、より品質を下げて処理を軽くすることができます。
このように、VRSを使うことで重要な場所は精細に、重要ではない場所
は処理能力を節約して描画できるため、3Dグラフィックス全体のパフォ
ーマンスが向上します。