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エコーキャンセル、ノイズサプレッション、ジッターバッファ
4-3
音声でつながる
ボ イ ス チ ャット 技 術
3D空間におけるボイスチャット
XRでも幅広く使われるのがボイスチャットの技術です。まずはボイス
チャットで扱う音声データの基本情報3 つについて紹介します(図 4-5)。
1 つ目はサンプリング周波数です。音声波形のアナログ信号をデジタル
信号に変換するときの数値で、高いほど正確に音声を再現できます。2つ
目はビットレートです。音声データを圧縮する際の情報で、これも同じく
高いほどより高品質な音声です。3 つ目はチャンネル数です。「モノラル」
や「ステレオ」のことで、録音される音源の数を表します。
モノラルは音源を1 つの音声データとして、ステレオは左右の音声を
別々のデータとして記録する方式です。モノラルでは1 つのスピーカーか
ら音が出力されますが、ステレオは2 つのスピーカーから出力されるので
音の広がりや立体感を表現できます。
3D空間を表現するために必要な機能
VRアプリケーションでは、3D空間を利用して3 次元的に音を再生させ
る立体音響効果があります。ユーザーの位置をもとに耳に届く音声の音量
差を算出して、位相差や遅延を制御します。すると、ユーザーの動きに合
わせて音声の方向や距離感が変わる立体音響を実現できます。
さらに、音質をよくする機能を見ていきます(図 4-6)。まずは
エコー
キャンセル
です。受信者のスピーカーで再生された声をマイクが拾い自分
に戻ることを防ぐために、マイクとスピーカーからの音声を比べて不要な ...