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クロマキー合成
仮想の背景やキャラクターを
出現させる合成と配信
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背景を自由に描き出す技術
映画やドラマの撮影時、俳優が緑一色の背景の中で演技をする映像を見
たことがあるかもしれません。このグリーンバックと呼ばれる背景は、現
在の映像制作には欠かせない存在です。映像の編集時にグリーンバックに
対してデジタル処理を施し、演出者が望む背景を自由に描き出せる技術で
す。そのため現実世界と仮想空間を融合させるXRにおいても、この背景
処理技術は大きな役割を果たします。
非現実的な空間を手軽に創造する
グリーンバックを使用し、背景を自由に生み出す技術をクロマキー合成
と呼びます。この技術は映像作品だけではなく、テレビ番組やイベント配
信といった幅広い動画コンテンツで活用されています。
クロマキー合成では、映像の中に存在する特定の色(グリーンバックの
緑)のみを取り除き、背景と全面の物体を切り離すことが可能です。その
ため非現実的な空間の創造、会場費用や移動時間の削減といったさまざま
なメリットが生まれます(図5-29)。
リアルタイムの合成と配信が可能
クロマキー合成は、XRコンテンツにおいても現実世界と仮想空間をリ
アルタイムに合成するときに活躍します。図5-30 は、TBSテレビが公開
した「XRステージ・東京」の様子です。左が実際のスタジオ映像で、右
がテレビ映像です。クロマキー合成を用いることで、実写映像とCGを組
み合わせ、リアルタイムでバーチャル映像を放映することができます。
このように、スタジオでのニュース番組制作、大規模なイベント会場の ...