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サーバークライアント方式、P2P方式、Nearcast
マルチユーザー環境の種類
4-6
規模によって適した通信方式
ユーザー間で通信を行う方式には、サーバークライアント方式とP2P
(Peer-to-Peer)方式の2 種類があります(図 4-11)。
サーバークライアント方式は、ネットワーク上でクライアントというコ
ンピュータがサーバーとリクエストをやりとりする方式です。サーバーに
すべての情報が集まり、管理やセキュリティ確保が簡単にできるため、大
規模なマルチプレイでよく使われます。しかし、サーバーとの通信が必要
なので、ネットワークの帯域幅やレイテンシ(通信の遅延時間)に依存
し、サーバーの負荷による性能の違いが出てしまいます。
P2P方式は、クライアント同士がネットワーク上でサーバーを介さずに
通信して情報を共有する方式です。ネットワークが分散するため負荷が軽
減され、安定した高速の通信を行えます。しかし、接続数が多いとその分
負荷も大きく、通信の遅延による同期ズレやネットワークの切断なども生
じるため、10 人程度の小規模な通信でよく使用されます。
同期の制限について
サーバークライアント方式では、サーバー側にかかる負荷に注意する必
要があります。例えば、サーバー側の送信量は人数に対し2 次関数的に増
えます。そのため、多くのユーザーと同期する場合には通信量の制限が必
要となります。その方法の一つに
Nearcastがあります。
Nearcastとは、位置情報にもとづいて同期する頻度を変える手法 ...