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プロジェクションマッピング
現実世界に投影する技術
4-2
周囲の環境すべてが拡張現実空間
現実世界へ仮想コンテンツを投影する手法として、プロジェクションマ
ッピング
があります。この技術は、現実世界に直接、仮想オブジェクトや
情報を投影することで、現実世界とデジタルコンテンツを自然に融合させ
ることができます。
例えば、建物の外観に対して建築当時の姿を投影することで、まるで時
空を超えて過去の様子を目のあたりにしているかのような体験を提供でき
ます。また、屋外の遊園地などではエンターテインメントコンテンツとし
て、幻想的な世界観を演出するケースもあります。
このようにユーザーの周囲の環境すべてが拡張現実空間となり、仮想と
現実の世界が交わるまったく新たな体験ができます。これらの投影技術
は、仮想と現実を高度に結合した世界を実現するXRの中核をなす表現手
法であり、今後さらなる発展が期待されています。
物体の立体形状を生かした臨場感あるXR体験
プロジェクションマッピングは、特定のオブジェクトや空間の形状に合
わせて映像や情報を投影する技術です(図 4-3)。単に平面へ投影してい
るだけではなく、物体の立体形状や凹凸を考慮して映像をひずませること
で、その物体に映し出されている変化が実際に起きているかのような臨場
感を実現できます。
具体的には、対象となる物体の3Dデータを取得して、そのデータにも
とづきプロジェクターからの映像のひずみ具合を計算して、ひずみ補正パ
ラメータをプロジェクターの映像信号に反映させます ...