
152
DirectX、OpenGL、Metal、Vulkan
3Dグラフィックスの実装
6-14
仮想世界と現実世界をシームレスに結ぶ
「3Dグラフィックスを実装する」とは、コンピュータ上で立体的な映像
表現を行うことです。表現には、物体の形状や色、テクスチャ、光源、陰
影などが含まれ、3D空間にリアルに再現するための技術そのものやプロ
セスを指します。したがって、XR技術のパフォーマンスを向上させ、仮
想空間と現実世界をシームレスに融合することが可能になります。
3Dグラフィックスを実装するAPI
API(ApplicationProgramming Interface)は、ソフトウェアとハードウ
ェアの効率的な通信をサポートする役割を持ちます。主なAPIには、以下
の4 つがあります(図 6-27、6-28)。
●
DirectX
:Microsoft社が開発した Windows 向けの APIで、主にゲー
ム開発に利用される。GPUを利用した高速なレンダリングが可能で
あり、特にWindows 環境下で最適化する。
●
OpenGL
:KhronosGroup が開発した APIで、プラットフォームに依
存せず、派生型の種類や外部ライブラリとの連携が豊富。構造が単純
で、高い汎用性を誇る。
●
Metal:Apple社が開発した macOS や iOS 向けの API。仕様は DirectX
やVulkan と似ていて、低レベル仕様でコンピュータの内部構造に近い
操作ができるため、細かい調整や最適化が可能。 ...