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TCP、UDP
アバター同期の通信規格
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アバターを通じたコミュニケーションの体験価値
仮想空間のコミュニケーションにおいて、アバター同士が通信を行う機
能が重要な役割を担っています。
アバターは、ユーザーの動作や表情、発話内容を投影した分身のような
存在です。アバター同士でコミュニケーションを取る際、もしタイムラグ
が発生したり、実際とは異なる表現が反映されてしまうと、現実と同様の
交流が難しくなってしまいます。
つまり、アバター同士が円滑に通信を行えるかどうかが、XR体験の質
を大きく左右するのです。
通信に使用されるプロトコル
XR空間におけるアバター同期通信を実現するための規格には、TCP
(TransmissionControl Protocol)と UDP(UserDatagramProtocol)が広
く用いられています(図4-9)。
TCPはデータ通信における信頼性の確保を重視したプロトコルです。デ
ータの送受信時にパケット損失や重複の有無を確認し、確実な通信が行え
るまでデータを再送するため、安定した双方向の通信ができるようになり
ます。
一方 UDP は、通信の即時性を優先するプロトコルです。データ到達の
保証はありませんが、パケット損失が発生してもすぐに次のデータを送信
します。そのため、リアルタイムでの動きの反映が優先されるアバター動
作の同期に適したプロトコルといえます(図4-10)。
このようにTCPと UDPは、特性に違いがあるため、XRアプリケーショ
ンでは用途に合わせて使い分けられているのです。 ...