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ミップマップ
遠近感によるテクスチャを表現
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遠近感にはテクスチャ表現が不可欠
遠近感は3D空間の奥行きを演出し、ユーザーが物体の距離や位置を把
握するために必要な要素です。この遠近感を再現するために用いられる技
術が、テクスチャ表現です。
テクスチャ表現とは、質感のことであり、物体の色や質感、光の情報な
どから、現実世界のようなリアルなビジュアルを3D空間に表現する技術
を指します。テクスチャ表現による遠近感の再現が行われなければ、3D
空間は不自然に見え、没入感の低下につながってしまいます。
テクスチャ表現を実現する技術
ミップマップは、遠近感にもとづいたテクスチャ表現技術の一つです。
異なる解像度のテクスチャを複数用意し、視点からの距離に応じて適切な
解像度のテクスチャを使用します。近くから見たときには高解像度のテク
スチャを使用し、遠くから見たときには低解像度のテクスチャを使用しま
す(図6-9)。
このように遠近に応じたテクスチャの切り替えをすることで、テクスチ
ャのぼやけを防ぎ、より自然な視覚表現を実現することができます。
ミップマップは高速化の手法
ミップマップは遠近効果によってリアルな3D空間を得られる一方、高
速化の手法としても知られています。なぜなら、距離が遠くなると高解像
度の画像から自動的に低解像度の画像に切り替わることで、描画速度が向
上するからです。また、高解像度のテクスチャを大量に使用する必要がな
くなるため、メモリ使用量の削減にもつながります(図6-10)。
このようにミップマップを活用することで、画質を保ちつつ描画速度が ...