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フレーム間圧縮、動き補償
映像を効率的に圧縮する技術
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高いグラフィック性能を支える技術
仮想空間をよりリアルに感じるためには、グラフィック性能の向上が欠
かせません。現在、XRがここまで普及し、注目されている理由の一つと
して、そうした描写能力の向上も挙げられるでしょう。
従来の技術では迫力のある映像再現や臨場感のある空間形成は困難でし
た。しかし、今では片手に収まるサイズのスマートフォンでも、非常にリ
アルな映像を再現できます。そうした映像技術の実現には、
フレーム間圧
縮
と動き補償という2 つの技術が活用されています。
フレーム間で変化した箇所のみ記録する
デジタル動画は、パラパラ漫画のように1 コマずつの画像に分割するこ
とができます。この1 コマをフレームと呼び、高品質な動画になればなる
ほど1 秒あたりのフレームの数が増加します。
そのため高いレベルのグラフィックを再現したい場合は、単純にフレー
ム数を増やせばいいと考えてしまうかもしれませんが、その場合は膨大な
データ容量が必要になります。
そこで、フレーム間圧縮によって、フレーム内で変化した部分のみを記
録する方法で効率的な描写を実現しているのです(図5-21)。
フレーム内の動きを予測し補う
フレーム間圧縮によって動きのあった対象の動きを予測して補うため
に、動き補償も同時に行われます(図5-22)。これは各フレームの前後で
動きの対象となる物体が、どちらにどの程度動いたかを考えたうえでデー
タを圧縮する技術です。これにより動画全体のデータ容量を効率よく圧縮 ...