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ルームスケール移 動 、トンネリング、テレポーテーション
3-3
VR酔いを防ぐ表現
現実空間と仮想空間で動きがリンクするルームスケール移動
VR体験では、デバイスを通して伝わる視覚や聴覚の情報と実際の身体
が感じる触覚にズレが生じることで、脳が混乱して自律神経の乱れを起こ
し、VR酔いが発症してしまいます。
そこで、VR酔いを防ぐための技術が主に 3 つあります(図 3-5)。
1 つ目はルームスケール移動です。ユーザーが実際に歩いて移動するこ
とで仮想空間でも同じように動くことができる技術です(図 3-6)。例え
ば、現実空間で一歩動くと、仮想空間でも同じようにアバターが一歩動く
イメージです。この技術により、仮想空間のアバターの動きと自分の身体
の動きが一致するため、VR酔い防止につながります。
視野角を制限して抑制するトンネリング
2つ目はトンネリングです。VRヘッドセットのディスプレイに映し出さ
れる映像の視野角を狭めることでVR酔いを抑える方法です。例えば、車
で移動しているとき、外の景色を眺めていて気持ち悪さを感じたことがあ
るかもしれません。これは、目に映る情報(視覚)と身体が実際に感じる
情報(内耳による平衡感覚)が一致しないことが原因で起きる症状です。
トンネリングでは、視界に入る情報量を意図的に少なくすることで、こ
うした脳の不一致を防止してVR 酔いを抑えています。
瞬時に移動して負担を軽減するテレポーテーション
3 つ目はテレポーテーションです。ユーザーが直接歩くことなく仮想空
間内を瞬時に移動する方法です ...