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現実映像から位置を
特定する技術
VPS
5-1
XRにおける描画能力とは?
XRにおける描画能力とは、VRやARなどの仮想環境でコンピュータが
リアルタイムで3Dの画像を生成して表示する能力のことです。簡単にい
うと、XRデバイスの描画能力が高ければ、より複雑で繊細な仮想空間を
スムーズにかつ高解像度で体験できます。
逆に、描画能力が低いと、画像が粗くなったり、動きがカクカクしたり
して没入感が損なわれます。したがって、デバイスの描画能力はXR体験
の質を決定する非常に重要な要素の一つなのです。
描画能力を向上させるためには位置特定技術が不可欠
また、描画能力が高いと、よりリアルで鮮明な画像が得られますが、そ
れだけで十分とはいえません。ユーザーが物理的に動くたびにその位置を
正確に特定し、そのデータにもとづいて仮想環境やオブジェクトを正確な
位置にリアルタイムで描画する技術も必要です(図 5-1)。この正確な位
置特定ができないと、例えばユーザーが頭を動かしたときに仮想空間がず
れて見えることがあり、没入感を大きく損ねてしまうのです。
VPSにみる位置特定技術
VPS(VisualPositioningSystem)は、特に AR の分野で利用される位置
特定技術の一つです。VPSを利用すると、スマートフォンやARデバイス
が周囲の環境をカメラで撮影し、その画像をもとに向きや方角などの位置
情報を正確に把握することができます。
例えば、GoogleMapsなどにもVPSが利用されています。位置情報とい