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章
はじめに:データ分析思考
小さい夢は見るな。それには人の心を動かす力がないからだ。
̶̶ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
この
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年間、企業活動におけるデータの収集能力向上を目的として、ビジネスインフラ
への大規模な投資がなされてきました。現在ではあらゆるビジネス活動においてデータが収
集されています。あらかじめデータ収集に備えたビジネス形態になっていることさえありま
す。業務オペレーション、製造、サプライチェーンマネジメント、顧客行動、マーケティン
グキャンペーン、ワークフロー処理、など多岐に渡る分野における収集可能なデータが対象
となっています。同時に広く企業の外からも情報を収集することが可能になりました。マー
ケットトレンドや工業ニュース、競業企業の動向などのデータを収集することができます。
このように、広い範囲の多くのデータを利用できるようになったことで、データから有用な
知識と情報を引き出すための原則と手法、すなわちデータサイエンスに注目が集まっていま
す。
1.1
データを使ったビジネスチャンスの広がり
利用可能なデータが大量に存在することを受け、あらゆる業種の企業が競合他社に対する
優位性を得るためにデータの有効活用に目を向けています。以前であれば企業は、統計チー
ム、モデリングチーム、アナリストチームを雇い入れて、人手によるデータ調査をさせてい
ました。しかしデータが大量かつ多種類になることで、人手による分析はもはや限界となり
ました。人手による分析が限界を迎えようとする頃、コンピュータの性能が大幅に進化して ...