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章
意 思 決 定 の た め の 分 析 思 考 Ⅱ:
分析思考から分析工学へ
基本コンセプト:
• データサイエンスによるビジネス上の問題解決は分析工学から始まる
• 利用可能なデータ、ツール、技法に基づいて、分析ソリューションを設計する
代表的手法:
• データサイエンスソリューション設計用フレームワークとしての期待値
データサイエンスについて突き詰めていくと、それは、原則に従った技法に基づいて、
データから情報あるいは知識を抽出することです。しかしこの本を通じて説明してきたよう
に、現実世界では、データサイエンスの技法を完璧に適用できるような形式で、ビジネス上
の重要な問題が発生することは滅多にありません。また、データサイエンスの技法を直接適
用できるデータ形式が現実世界で提供されることも、ほとんどありません。皮肉なことに、
この事実については、入社間もないデータサイエンティストよりも、ビジネスユーザの方が
同意することが多いです。彼らにとっては、それは当たり前のことなのです。こういったこ
とが起こるのは、大学などでの統計や機械学習、データマイニングの教育課程において、学
生に提供される教育用の問題が、講義で使用している分析ツールで解きやすいようにあらか
じめ準備されたものであるからです。そういった教育を受けた学生がデータサイエンティス
トになっているということです。
学生が学んだ世界とは違い、現実世界はとても乱雑です。ビジネス上の問題は、そのほと
んどが分類問題や回帰問題、クラスタリングの問題ではありません。それらは文字通り ...