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1 章 はじめに:データ分析思考
トがあらゆる事業部門の業務と関係を持つことになるということが挙げられます。従業員
はあらゆる事業部門においてデータサイエンスチームと連携することが求められます。その
際に、従業員がデータ分析思考の原則に関する知識を持っていなかった場合、データ分析に
よってビジネスに何が起こるのかを真に理解することはできないでしょう。データサイエン
スは意思決定の支援を担うため、データサイエンスプロジェクトにおいてデータサイエンス
の必須知識が欠落することは、他の技術的なプロジェクトの場合と比較してより深刻な弊害
となります。次章で述べるように、データサイエンティストと意思決定に関わるメンバーの
間には、密接な連携が必要とされます。業務メンバーがデータサイエンスについて理解して
いない企業は既に大きなハンデを負っています。そのような企業では、時間と労力を浪費し
たあげく、誤った意思決定を下すことになるかもしれないからです。
マネージャーにとってのデータ分析思考の必要性
コンサルティングファームのマッキンゼーは、ビッグデータを利用して優位性を
得るために企業が必要とするデータサイエンティストが不足すると指摘していま
す。2018 年までに、アメリカだけでも 14 万〜 19 万人ほどのデータサイエン
ティストが不足すると予測しています。加えてビッグデータの分析ノウハウを意思
決定に活用することができるマネージャーやアナリストは 150 万人ほど不足する
と予測しています(Manyika,