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7 章 意思決定のための分析思考 I:良いモデルとは何か
す。そのため、本当に測りたいものではなく、その代替指標が必要になることがあります。
しかし、たとえ代替指標を用意したとしても、計測したい最終的な目標について十分に考慮
することが決定的に重要です。代替指標を使わなければならない場合でも、その選択は慎重
に、データ分析思考に基づいて行うべきです。
このとき難しいことは、世の中にはさまざまなデータサイエンスの使い方があるというこ
とです。分類問題や回帰問題、その他あなたがこれから出会うさまざまな問題に対して、す
べてに対処できる単一の評価指標はありません。ただし、それでもモデルの評価における共
通の課題やテーマというものはありますし、またそれらのためのフレームワークや手法も存
在します。
この章では、そういったフレームワークを解説していくことにします。また、分類におけ
る評価指標(この章で扱います)、インスタンススコアリング(顧客がオファーに応じる確
率によって顧客に順序を付ける、など)、クラス確率推定(次の章で扱います)なども説明
します。具体的な手法については、例を示して紹介することとし、その中でなぜそれらの手
法を使う必要があるか深く考えていきます。幸いにもそれらの手法は、データ分析で扱う多
くの問題に適用することができます。また、モデルの評価のための一般的なフレームワーク
も説明します。これには期待値という概念を使います。期待値を使った評価方法は、さまざ
まな場面で応用できます。後の章でも示すように、期待値はデータ分析思考に関する体系化 ...