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12 章 その他のデータサイエンスの問題と技法
他の工学での問題解決手法では、新しい問題をより効率よく解決するために、それを既知
の問題の集合に分解し、既に確立したツールを使うことがよくあります。まったく新しい解
決策を一から構築しようとはしません。分析工学でも同じです。データサイエンスにも特定
の共通した問題を解決するためのツールが多くあります。この本では基本的な原則を、多く
に共通な技法やツールと一緒に紹介してきました。相関関係や有効な変数を見つける方法、
類似の表現を見つける方法、分類方法、クラスに属する確率の推定方法、回帰、クラスタリ
ングといった技法やツールです。
これらは多くのデータサイエンスの問題に共通して使えるツールです。しかし
2
章で説明
したように、他にも良いツールがあります。幸いなことに、いままでに説明してきた問題の
基礎となる基本的なコンセプトは、同じように他の方法の基礎にもなります。いままで、基
本的な問題や技法を紹介してきましたが、まだ紹介していないものをいくつか簡単に紹介し
ていきます。
12.1
共起とアソシエーション:一緒に発生する項目の見つけ方
エンティティの含まれるトランザクションをもとに、エンティティ間にある関連性を見つ
けようとすることを共起(
Co-occurrence
)のグルーピングやアソシエーション(関連性)
の検出と言います
†
。しかし、どういう理由で共起を見つけたいのでしょうか。共起を使用
した応用例はたくさんありますが、ここでは、顧客に直接関係する応用例を考えてみましょ ...