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6.4 クラスタリング
6.4.3
最近傍を再び:セントロイドを取り囲むクラスタリング
階層的クラスタリングでは、個々のインスタンス間の類似度と、それらの類似度がどのよ
うにインスタンス同士を結び付けるかに注目していました。一方で、データのクラスタリン
グについて考える際、これとは異なる手法も存在します。それは、クラスタそのもの、つま
りはインスタンスの集合そのものに注目する、という手法です。代表的な手法として、それ
ぞれのクラスタを「クラスタの中心点」あるいはセントロイド(
centroid
、重心)として表
現する手法があります。図
6-10
では
2
次元平面上にセントロイドを表現しています。平面
には
3
つのクラスタが存在し、個々のインスタンスは丸で表現されています。またクラスタ
はそれぞれセントロイドを持ち、実線の星印として表現されています。星印はクラスタに含
まれるインスタンスのどれかである必要はなく、クラスタを構成するインスタンスグループ
の、幾何学的な中心点となっています。このような考え方は、インスタンスが数えられる空
間で、かつインスタンス間の距離が計測できる場合は、
3
次元や
4
次元といった任意の次元
にも適用することが可能です(当然ですが、高次元になるとうまく視覚化することができま
せん)。
セントロイドを用いるクラスタリングのうち、最も有名なアルゴリズムに、
k
平均法
[
MacQueen 1967
][
Lloyd 1982
][
MacKay 2003
]と呼ばれるものがあります。
k
平均法の
主な考え方は議論をする価値があり、データサイエンスの分野で頻繁に取り上げられます。 ...