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2.3 データマイニングとその成果
これらの問題には些細ではありますが、明確にすべき違いがあります。ビジネスに適用す
る上では、予測対象が離散的な値であっても、定量的な結果として予測することが求められ
ます。乗り換え問題においては、顧客が契約を継続するかを
Yes/No
の
2
つの値で予測する
だけでは不十分であり、顧客が契約を継続する確率を予測するモデルが必要です。しかし、
予測対象はあくまで離散値であるため、この場合も回帰ではなく分類と見なします。この点
を明確にすべきときには、クラス確率推定と呼ぶこともあります。
データマイニングプロセスの初期段階において重要な点は次の
2
つです。
1.
教師ありと教師なし、どちらのアプローチにするか決定する。
2.
教師ありアプローチの場合は目的変数を正確に定義する。
目的変数はデータマイニングの鍵となる特別な値です(この値を評価してモデルを構築し
ていきます)。この点については
3
章で再度取り扱います。
2.3
データマイニングとその成果
データマイニングでパターンを発見しモデルを構築することと、データマイニングの成果
を利用することは、異なるものであり、この違いを認識しておくことは大切なことです。
データサイエンスを学び始めたばかりの人は、この
2
つのプロセスを混同しがちです。企業
のマネージャーがビジネス分析の議論をする際にも、この
2
つを混同してしまうことがあ
ります。もちろん、データマイニング成果の利用方法は、データマイニングプロセス自体に
フィードバックされるべきなのですが、両者は切り離して取り扱うべきなのです。 ...