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仮想化とは、一般的に物理的なコンピュータリソースを抽象化し、複数
の独立した環境を作り出す技術のことを指します。仮想化技術を利用する
と、例えば1 台の物理サーバーを複数の仮想サーバーに分け、それぞれに
異なるオペレーティングシステムやアプリケーションを動作させることが
できます。また、システムの移行やバックアップ、障害からの復旧なども
容易になります。
今日では仮想化はクラウドコンピューティングの基盤ともなっており、
ITインフラの柔軟性とスケーラビリティを向上させる重要な要素となって
います。仮想化の定義はさまざまですが、本書では次のように定義します
(図1-1)。
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利用者が物理資源を取り扱いやすくするために分割または統合する技術
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実物がなくてもまるで実物があるかのように動作を模倣する技術
本書では、主にITインフラの領域で使用される次の仮想化技術を取り
扱います(図1-2)。
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オンプレミスの仮想化技術
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クラウドベンダーの仮想化技術
クラウド時代にオンプレミスの仮想化技術は不要に思うかもしれません
が、コンテナ(2-1参照)などのオンプレミスで培われた技術がクラウ
ドでも利用されているケースや、オンプレミス回帰の動きからその知識が
必要になることがあります。そのため、本書では、オンプレミス、クラウ
ド両方の仮想化技術を学んでいきます。
仮想化の定義
本書で扱う仮想化の範囲
1-1
仮想化とは何か?
分割、統合、模倣