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物理的な機器をまとめて使うのは、主に冗長性や性能の向上のためで
す。 コンピュータなどの機器を使用したシステムでサービスを提供する以
上、機器の故障はつきものです。故障しても利用者が同じ接続先に接続し
てサービスを提供し続けるためには、複数の機器をまとめて利用者からは
1 つに見えるようにする必要があります。また、システムの処理性能の向
上が必要になってサーバーが増えた場合にも、利用者からの接続先を1 つ
にしておくことで、利用者が意識することなく性能を高められます。まと
めて使う仮想化により、このような課題を解決できます(図1-17)。
サーバー、ネットワーク、ストレージを例にして、まとめて見せる仮想
化の例を見てみます(図1-18)。
サーバーの仮想化では負荷分散という機能により、アクセス先を負荷分
散装置の1 カ所に見せることができます。負荷分散装置の背後に複数台の
サーバーを配置し、それらを振り分けて冗長性や性能を高めます。
ネットワークの仮想化の例として、リンクアグリゲーションという機能
があります。複数のネットワーク機器のポートを束ねて1 つに見せること
で、通信帯域の拡張や冗長性の確保ができます。
ストレージの仮想化の例として、RAID(4-2 参照)と呼ばれる機能が
あります。複数のストレージを組み合わせて1 つのストレージに見せるこ
とで、信頼性や性能を向上させられます。
まとめて使う仮想化の技術により、冗長性や性能を高めることができま
す。
まとめて使う理由
まとめて使う仮想化の例