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事業継続性計画とは、ここではデータセンターが正常に機能しなくなっ
た場合、あるいは地域レベルの災害が発生した場合でも、システムを復旧し
企業活動が行えるようにするための計画を指します。事業継続性計画では
発動条件(データセンター障害、地域障害)と、どの時点まで(RPO)、ど
のレベルで(RLO)、どの程度の時間で(RTO)復旧するかを定めます。
オンプレミスでは本番環境のデータセンターから距離が離れた地域に災
害対策サイトを置き、仮想化環境を設置した上で仮想サーバーやデータを
コピーすることで災害対策を実現します(図11-15)。災害対策のために
は災害対策先の物理機器や、RPOを守るためのデータ転送が可能なネット
ワークが必要となり、環境構築に長い期間や多くのコストがかかります。
一方、クラウドでは東京、大阪などのリージョンごとに複数のデータセ
ンター(AZ)を設置しているため、あらかじめ仮想サーバーを複数のAZ
に配置することで、AZ障害でシステムが全滅する事態を避けられます
(図11-16)。仮想サーバー以外のクラウドサービスは単一AZの障害で影
響を受けないものも多く、オンプレミスと比較して障害耐性が高いといえ
ます。また、クラウドに実装されたリージョン間のデータコピー機能と、
11-2で触れたコードによる構成管理とを組み合わせて、災害発生後にリソ
ースを作成することにより低コストで災害対策を実現することも可能です。
ただし、クラウドには、サービスレベルが定義されており、サービスが
利用できない場合があります ...