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デスクトップ仮想化環境を利用するための流れを説明します(図5-9)。
最初に行うのは、ハイパーバイザーと呼ばれるソフトウェアのインストー
ルです。ハイパーバイザーソフトウェアは仮想化環境の各種制御を担いま
す。ハイパーバイザーを物理マシンにインストールしたら、その上に仮想
マシンを作成します。仮想マシンには必要なリソースを割り当てます。仮
想マシンは物理的な1 つのマシン上に、複数の独立した環境を作り出せま
す。この仮想マシンに対しては、必要なオペレーティングシステムやアプ
リケーションをインストールします。
続いて仮想マシンの起動です。利用者が仮想デスクトップ環境へアクセ
スすると、ハイパーバイザーは仮想マシンを起動します。その後、利用者
は、自身専用の仮想デスクトップ環境にログインできるようになります。
デスクトップ仮想化環境のリソース割当とデータ保護
デスクトップ仮想化環境を利用する際に考慮が必要な事項として、リソ
ースの割当とデータ保護についても説明しておきます。
まず、リソースの割当です。前述の通り、ハイパーバイザーは物理マシ
ンが持つCPUやメモリなどのリソースを仮想マシンに割り当てます。ハ
イパーバイザーがこのリソースの割当を最適にコントロールすることで、
1 台の物理マシン上で、複数の処理を同時に実行できるようになります。
また、仮想マシンは、物理マシンとは独立した環境で動作をするため、
データ保護の観点でも強化が期待できます(図5-10)。万が一、1 台の仮
想マシンがウイルスなどに感染してしまった場合でも、その仮想マシン環 ...