
74
VXLAN(Virtual Extensible LAN)は、ネットワークの仮想化技術の1
つです。従来のVLANは、ネットワークを論理的に分割する技術ですが、
そのIDの数が4,096 までという制限がありました。しかし、クラウドコン
ピューティングの普及に伴い、より多くのネットワーク分割が必要とな
り、その制限が問題となっていました。
そこで登場したのが VXLAN です。VXLAN は、24 ビットのVXLAN ネット
ワーク識別子(VNI)を使用することで、最大約1,600 万の論理ネットワ
ークを作成することが可能です。これにより、大規模なデータセンターや
クラウド環境でのネットワーク分割が容易になりました。VXLANは、仮
想的な拡張 LAN を実現するための技術です(図 3-11)。従来の VLAN の
制限を克服し、大規模な仮想ネットワークを構築できます。
VXLANの使いどころと注意点
VXLANの具体的な利用用途を紹介します(図 3-12)。
例えば、クラウド環境では、複数のテナントが同じ物理的なネットワー
クを共有するため、VXLANを使用してテナントごとに仮想的な拡張LAN
を実現できます。また、データセンターでは、仮想マシンの移動に対応す
るため、VXLANを使用して仮想的な拡張 LAN を実現できます。
VXLANの注意点としては、VXLANを使用する場合、ネットワークのオ
ーバーヘッドが増加するため、パフォーマンスに影響を与える可能性があ
ります。また、VXLANを使用する場合 ...