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OSやミドルウェアの EOL(保守終了)を機にクラウドへのリフト移行を
検討する企業が多いでしょう(図10-17)。クラウドベンダーが幅広いOS
のバージョンなどを提供しているため、ミドルウェアやメインフレームな
どの実行環境、アプリケーションをIaaS 仮想サーバーに持ち込めます。
他に、急速なビジネス拡大に伴うパフォーマンス問題や運用コスト増加
を解決するために、クラウドへのリフトを検討する小規模なスタートアッ
プ企業もあります。例えば、オンプレミスWebサーバーを仮想サーバー
へ移行し、そのフロントにロードバランサーを配置し、自動スケーリング
を有効にしたりするなどです。
リフト移行のメリットとして、「移行が簡単」、「導入コストが最小限で
済む」、「システムの拡張・縮小が容易」などが挙げられます。
より簡単にオンプレミス環境をクラウドへ移行できるように、クラウドベ
ンダーが移行用のサービスを提供しています(図10-18)。AWS Application
Migration Service、Azure Migrate、Google Cloud Migrate for Compute
Engineといったリフト移行サービスがあります。利用クラウドに合わせて
移行サービスを活用すると、クラウドへの移行を迅速に実現できます。
リフト移行は、基本的には従来のシステムをそのまま移行するため、移
行後もシステムの保守運用作業やシステムの改修が発生します。リフト移
行は恒常的な措置ではないことを認識してください ...