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従来のオンプレミスで提供される仮想データベースは自社のデータセン
ターで保管されているため、データベースに物理的なアクセスを行う必要
があり、ハードウェアの保守や管理が必要です。そして、データベースの
拡張・保守に新しいハードウェアの導入や既存ハードウェアのアップグレ
ードが必要です。そのため、ハードウェアの初期導入や保守運用などのコ
ストが発生しています。
従来のオンプレミスで提供される仮想データベースと比較して、クラウド
で提供される仮想データベースには、インターネットを経由したアクセス、
従量課金、スケーリング対応、データベースサーバーと仮想ソフトウェアの
管理が不要、基本的なセキュリティ管理が不要といった特徴があります。
クラウドで提供されるデータベースは主に、リレーショナル型、NoSQL
型、インメモリ型といった種類があります(図 6-7)。データの整合性を
重視する場合はリレーショナル型、スケーラビリティや柔軟性が求められ
る場合はNoSQL型、リアルタイム分析にはインメモリ型を利用します。
用途に合わせて適したデータベースを利用することが重要です。
クラウド上のデータベース利用時の注意点
クラウドベンダーで基本的なセキュリティ管理を行っていますが、利用
者側でアクセス権限や管理ポリシーを適切に設定することが必要です。そ
して、障害時対策として、データベースの冗長性と可用性を考慮した構成
の設計が重要です。データベースが新しいバージョンにアップデートされ
る際に、アプリケーションやクエリが正しく動作しない場合もあるため ...