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SLA(Service Level Agreement)とは、クラウドベンダーと利用者の間
でサービスの品質、可用性、性能などについて明文化し、契約上で合意し
たものです。各クラウドベンダーは、提供するサービスによって異なる
SLAを設定しています。SLAは、「サービスの定義」、「サービスレベル」、
「サービスに対するコスト」から構成されています(図10-13)。
まずはSLA 対象のサービスを定義します。サービス全部が SLA 対象では
ないので注意が必要です。例えば、単一インスタンス構成のAWS RDSは
SLA対象外とされています。
次に、サービスレベルについて提示されたSLA を確認して利用するサー
ビスが構築したいサービスの稼働率と整合性が取れているかを確認しま
す。SLA指標として、稼働率、遅延時間、障害から復旧までの時間がよく
利用されています。サービス構成によってSLA が変わります。例えば、単
一構成のEC2インスタンスのSLAは稼働率 99.5%ですが、マルチアベラビ
リティゾーン構成の方は99.99% になります。
最後にサービスレベルに対するコストについて、一般的には高いSLA を
求めれば求めるほどコストがかかります。システムの特性に合わせて適切
なSLA を持つサービスを選ぶ必要があります。
SLAが満たされない場合、利用者から申告しなければ返金がされないこ
と、返金対象にならない場合があること、障害の発生による経済的な損失
を請求できないことがあります。障害でデータを失ったり、システムが停 ...