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サーバーを仮想化することでシステムの柔軟性を向上させることができ
ます。1 つの物理サーバー上で複数の仮想マシンを稼働させる仮想化技術
によって、物理サーバーに搭載されたリソースに関する無駄を最小限に抑
えて効率的に利用できるためです。
仮想マシンは、それぞれにOSが独立しているため、システムのエンハ
ンスや機能追加、アップデートを他の仮想マシンと切り離して行えます
(図7-5)。これは、マイクロサービスアーキテクチャー(MSA)などDX
系システムに多く用いられるアーキテクチャーにおいて、特に相性がよい
です。それぞれの業務機能と仮想サーバーをマイクロサービスとして分割
することで、一部の業務機能に対してのみメンテナンスすることが可能に
なります。また、当該機能に対してのみ割当リソースを増やしたり減らし
たりすることも可能です。
仮想化することのメリットとしてバックアップの容易性も挙げられます。
システムの変更を行う場合には変更前後の状態を取得するためのバックア
ップが欠かせません(イミュータブルインフラ方式を利用する場合を除く)。
さらに、稼働する物理ホストサーバーを変更できる(移動できる)性質
も持っています。この性質は、システム移行や災害発生時のバックアップ
サイトへの切替といったシーンでその威力を発揮します。
バーストへの対応
仮想化技術を使って作り上げた基盤は、そのリソースを複数の仮想マシ
ンで共用して利用しているため、柔軟な分配をコントロールすることで突
然の高負荷(バースト)にも比較的強いです。ただし、これは ...