
178
仮想化環境でトラブルが発生した場合には、どこから調査すればよいで
しょうか。ここでは、仮想化環境のトラブル切り分けの流れを説明しま
す。システムごとに最適な方法へとチューニングが必要ですが、ベースと
する流れは次の通りです(図10-3)。
まずはトラブルが発生した仮想マシンで起きた事象を確認します。イベ
ントログやアプリケーションログなどからどのような問題が生じたのかを
確認し、その異常なメッセージに応じて対応を行います。
特に異常なメッセージがなかった場合は、トラブルが発生した仮想マシ
ンのリソース状態を確認します。次に、仮想マシンのリソース不足がシス
テムの正常利用に影響を与えていないかチェックします。さらに、必要に
応じてノイジーネイバーの有無を検証します。
特に仮想マシンのリソース状態に異常がない場合は、トラブルが発生し
た仮想マシンが稼働する物理マシンのリソース状態を確認します。ホスト
サーバーもしくは他のノイジーネイバーにより、該当する仮想マシンに悪
影響が生じていないかを確認します。
仮想化環境で発生したトラブルを解決する方法は、具体的な問題によっ
て異なりますが、一般的には次のような方法がとられます(図10-4)。
●
製品アップデート・パッチの適用
●
仮想マシンの設定の修正
●
仮想マシンや物理マシンの再起動
これらの手法は、発生した問題の原因を特定し、最適な解決策を適用す
ることで、仮想化環境の安定性と性能を保つために重要です。
仮想化環境のトラブル切り分け方法
仮想化環境のトラ