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デスクトップ環境、すなわちPC環境というと、利用者の机の上などに処
理を行う装置(パーソナルコンピュータ端末、以下 PC 端末)が置かれ、そ
の装置の中にCPU やメモリなどがある形態が思い浮かぶでしょう。
1 台のPC端末を複数名で共用し、交代で利用するケースもありますが、
最近では基本的に1 人1 台、専用のPC端末を利用しています。1人 1 人が
自分の目の前にあるPC端末を利用している環境を物理とすると、デスク
トップ仮想化とは、いったい何を仮想化するのでしょうか。
デスクトップ仮想化とは、1台の物理的なコンピュータ上に複数の仮想
的なデスクトップ環境を作り出す技術で、ネットワークを介して、複数の
利用者が同時にアクセスして必要な作業を行うことができます(図5-1)。
具体的には、物理的なコンピュータ上に複数の仮想マシンを作成し、それ
ぞれの仮想マシン上に必要なソフトウェア・アプリケーションをインスト
ールし、利用者は自分専用の仮想マシン(仮想デスクトップ)にアクセス
する方式です。
デスクトップ仮想化の種類
デスクトップ仮想化にはいくつかの形態(種類)があります(図5-2)。
ホスト型と呼ばれる形態では、物理的なコンピュータ上に仮想マシンを作
成し、それぞれの仮想マシンに必要なソフトウェア・アプリケーションを
インストールして使います。VMware、VirtualBox などが有名です。また、
これらをクラウド上に構築する場合にはクラウド型と呼んだりします。
デスクトップ配信型と呼ばれる形態は、仮想のデスクトップ画像を利用 ...