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仮想化のメリットの1 つ目は俊敏性です。仮想化しないのならハードウ
ェアを調達する必要がありますが、ハードウェアの調達には注文から数週
間程度かかります。過去には世界的な半導体不足から調達期間が半年以上
になった時期もあります(図1-3 上段)。
仮想サーバーのように、ソフトウェアを使ってあたかもハードウェアが
あるように見せることで、利用可能なリソース範囲内であれば瞬時に調達
が完了します(図 1-3 下段)。また、コンテナ技術により必要なときだけ
コンテナを瞬時に起動し、処理が終わったら消すことも可能となります。
仮想化のメリットの2 つ目は効率性です(図1-4)。1つの物理サーバー
に複数台のサーバーを起動させることで資源を有効活用できます。1台の
物理サーバー上で何台もサーバーを動作させることができれば、機器購入
コストの削減につながります。
別の例として、ネットワーク機器では1 台の機器を論理的に分割するこ
とで、機器の設置に必要なスペースを節約できます。
所有するハードウェア資源やスペースを有効活用することで、トータル
所有コストを最適化できます。
仮想化のメリットの3 つ目は独立性です。物理機器で複数台のサーバー
や複数のネットワークを集約できてもそれぞれが独立しておらず、互いに
通信でき、データのやりとりが可能ならセキュリティ上問題になります。
独立性を保ち、あたかも別々のものとして管理できるからこそ資源の効率
的な利用が可能となります。
仮想化のメリット(俊敏性)
仮想化のメリット(効率性) ...