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オンプレミスの仮想化基盤のキャパシティは大変シンプルで、ハードウ
ェアリソースの合計となります。オンプレミスでのキャパシティ管理で
は、仮想化基盤の合計リソースの使用量とトレンド(増減傾向)から今後
必要となるリソースの需要を予測して適切な増設計画を立てます。
オンプレミスでのキャパシティ増強時に考慮すべきことは2 つです(図
11-9)。
1 つ目はリードタイムです。ハードウェアを手配して増設する手続きが
必要であり、増設には数週間から数カ月かかるため、早期に増設判断が必
要です。2つ目は互換性です。リソース増設用のハードウェアが新しい仮
想化ソフトウェアのみサポートしている場合、既存の仮想化環境の管理サ
ーバーでは管理できないケースもあります。そのため、互換性を保持した
範囲で順次新しい物理機器に移行できるように計画する必要があります。
ハイパーコンバージドインフラストラクチャーという、物理機器をユニッ
ト化した形態もあり、増設が比較的容易であることから採用されているケ
ースもあります。
クラウドはオンプレミスと比較してキャパシティの確保が各段にしやす
いプラットフォームです。条件によって自動的にリソースを拡張するオー
トスケーリングなどの機能や、実行時だけにリソースを使用する関数サー
ビスにより、高い柔軟性・弾力性を提供できます(図11-10)。ただし、
拡張・縮退のためにある程度の時間(数分~)を要するものもあるため、
完全にクラウド機能に任せるのもよくありません。自動拡大・縮小する機
能を使いながら適正値を見極め、確保しておくリソースを見極めなければ ...