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1990 年代には常時接続サービスの登場によるインターネットの普及に
伴い、標準化されたオープンな規格に準拠したコンピュータで電子商取引
(EC)、HPや掲示板の提供が始まりました(図 1-7)。このような背景の
中、より安価な機器を使って冗長化を高めたいという要求が起こり、2000
年代前半にかけてハードディスク、ネットワーク、サーバーの冗長性を高
める仮想化技術が登場し普及しました。
不特定多数が参照するシステムの停止防止と性能向上のためのさまざま
なしくみが登場したのがこの時期です(図1-8)。
ハードディスク対策として、RAID(4-2 参照)と呼ばれる機能が1980
年代後半に登場しました。複数のハードディスクを組み合わせて1 つのハ
ードディスクに見せることで信頼性や性能を向上させることができるよう
になりました。
ネットワーク対策として、2000年にリンクアグリゲーション(1-9参
照)の規格(802.3ad)が登場しました。複数のLAN ケーブルを束ねて1
つに見せることで通信待機の拡張や冗長性の確保ができるようになりま
した。
サーバー対策として、負荷分散装置(1-9 参照)という機器で背後の
サーバーに処理を振り分け、サーバー自体の処理性能向上や故障対策がで
きるようになりました。また、クラスターと呼ばれる複数のサーバーを1
台のサーバーに見せ、片側のサーバーが停止した場合に残りのサーバーで
処理を引き継ぐ(停止と再開)ことができるようになりました。
これらの機能で安価に信頼性と性能を向上させることが可能となりまし ...