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物理的な機器を分けて使うのは、リソースを効率的に利用するためで
す。 システムを導入する際に物理機器1 台分の性能は不要であるにもかか
わらず、メンテナンスなどの運用面やセキュリティ面を考えた場合に、機
器1 台を専用に割り当てなければならないケースがあります。
この場合、過剰なリソースを持った機器を複数設置する必要があり、購
入時や運用時の設置スペースのコストがかさんでしまうことになります。
分けて使う仮想化技術では、1台の物理機器を独立した複数の要素に分割
できるため、このような課題を解決することができます(図1-15)。
サーバー、ネットワーク、ストレージを例にして、分けて使う仮想化の
例を見てみます(図1-16)。
サーバーの仮想化の例として仮想化ソフトウェアがあります。これによ
り、物理サーバーのCPU、メモリ、ディスクを論理分割して複数台の仮
想サーバーを動作させることができます。
ネットワークの仮想化の例としてVLAN(3-1 参照)があります。こ
れにより、物理ネットワークポートを複数のグループに分割し、独立した
ネットワーク機器として動作させることができます。
ストレージの仮想化の例として、ストレージ機器が備えている論理ボリ
ュームの作成技術があります。RAID機能でまとめたボリュームから互い
に独立したボリュームを作成することができます。
分けて使う仮想化によって、独立性を保ちながら効率的にリソースを利
用できます。
分けて使う仮想化の技術を活用することで、利用者からはあたかも別々 ...