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「分けて使う仮想化」「 まとめて使う仮想化」は、同じCPUアーキテク
チャー上で仮想化してソフトウェアを動かす方法です。これに対して「模
倣する仮想化」は、異なるCPUアーキテクチャーのソフトウェアを動か
す方法です。x86 アーキテクチャー(以下 x86)やARMアーキテクチャー
(以下ARM)などの CPU アーキテクチャーがありますが、これはCPU の作
りの違いのことです。Windows PC は、通常は x86、スマートフォンはほ
ぼARM です。
例えば、ARMスマートフォンのアプリケーションを Windows PCで開発
することを考えてみましょう。ARM用に作られたアプリケーションは
Windows PCでは動きません。ここで登場するのが「模倣する仮想化」で
あるエミュレーターです。Google 社製の Android Studio には、開発のため
のAndroidエミュレーターが含まれています。Androidエミュレーターは
ARM用の命令をx86 用に変換して実際にプログラムを実行するため、
Windows PCでAndroid用のアプリケーションの動作確認ができます(図
1-19)。「模倣する仮想化」であるエミュレーターは、OS やデバイスの模
倣やCPU への命令の通訳者のような働きをします。
エミュレーターと似た言葉として、「シミュレーター」があります。
エミュレーターは前述の例のようにアプリケーションの開発をする際に
動作確認を行う用途で使われており、実際にアプリケーションなどのソフ ...