
132
「データは新しい石油になる」といわれて久しいです。これからはデー
タが新たな価値を生み出す重要な資源になる、という意味です。
例えば、データは次のようなシーンで活用されています(図7-9)。
●
AIにおける学習データ
●
経営分析やビジネスインテリジェンス
●
顧客管理(購買動向分析など)
●
天気予報/災害予測
いずれも、ビッグデータと呼ばれる大量のデータを蓄積することで、よ
り正確で有益な情報を生み出せる確率がアップします。
しかし、データは単に蓄積するだけでは役に立ちません。蓄積したデー
タを加工・分析して、初めて活用できる状態になります。データをどのよ
うに加工するのか、どのように活用するのかを検討する「データサイエン
ティスト」という役割が脚光を浴びているのはこのような理由からです。
データを蓄積して活用するためのデータ活用基盤
前述の通り、さまざまなサービス提供や経営分析などにおいて、データ
の活用が非常に重要になっています。同時に、それらのデータを蓄積して
解析するためのITシステムも需要が高まっています。このようなITシス
テムは一般的にデータ活用基盤と呼ばれ、組織や企業がデータを収集・蓄
積・加工・分析・可視化などを行います。データ活用基盤にはこれらの機
能を実装しますが、AWSなどのクラウドサービスを利用することも増え
ています(図7-10)。
データは増え続け規模が時間とともに大きくなっていくため、リソース
を柔軟に拡張していける仮想化基盤やクラウド基盤が適しています。
データ