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従来のリソースやライセンスの事前見積りのやり方とは異なり、クラウ
ドでは初期投資が不要で使った分だけ課金されるため、リソースの課金状
態の確認とコストの継続最適化が必要になります。
リソース利用前にクラウドの見積りツール(例:AWS Pricing Calculator)
によってリソースの月額と年間見積りを行うことで、予算を立てられます。
続いて、予算オーバーを防ぐため、AWS Budgets などのコスト管理のツ
ールを使い、見積金額に基づいて予算とアラートの閾値を設定します。サー
ビス、アカウント、タグごとに予算とコストを管理できます。ただし、
AWS Budgets では最低 5 週間の利用データが必要で、不足するとアラーム
が実行されないため、注意が必要です。
コストを最適化するためには、AWS Trusted Advisor のようなコスト最適
化ツールを利用します(図 11-11)。Trusted Advisor は、「コストの最適
化」、「パフォーマンス」、「セキュリティ」と「フォールトトレーランス」
の4 つの観点から精査し、利用者に推奨設定を表示してくれます。
Lambdaのループによる高額請求の実例を紹介します(図 11-12)。
プログラムにバグが存在し、Lambda上で無限ループが発生した結果、
Lambda関数の実行回数が急増し、巨額な請求が生じました。問題に早く
気づけば、これほどの課金は発生しなかったでしょう。このようなことを
未然に防ぐために、まず、予算を超えたコストの増加に早期に察知するよ ...