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一般的にセキュリティ対策を行う場合、対象システムの脆弱性と脅威を
重ね合わせることで、リスクを特定して対策を検討します。セキュリティ
は内容が多岐にわたるため、ここではオンプレミスとクラウドで特徴的な
セキュリティ上の考慮事項について解説します。
オンプレミスの仮想化環境でのセキュリティ管理は、ネットワーク境界
の管理とソフトウェア脆弱性の対応がポイントになります(図 11-13)。
ネットワーク境界による管理は、主にファイアウォールによる通信制御で
す。脆弱性対応については仮想化ソフトウェアの対応がおざなりになりが
ちですが、仮想化ソフトウェアの脆弱性を突かれて侵入されることで、ネ
ットワークの通信制御に関係なく仮想サーバーに侵入されるケースもある
ため、仮想化ソフトウェアの脆弱性対応も実施しておく必要があります。
また、利用者がネットワーク設定を変更してファイアウォールを迂回す
ることがないように権限制御をしておく必要があります。
クラウドは、インターネットから誰でもアクセスできる点を理解する必
要があります(図11-14)。特にクラウドへのアクセスキーを持っていると
認証なしにクラウドのリソースを操作できるため、取り扱いに注意が必要
です。また、リソース間のアクセスにはポリシーによりアクセスを制御し
ます。クラウドではリスクを検出する機能があるため、推奨事項に従って
設定を行い予防します。発見という観点では、監査ログでの特定イベント
の検知、統計情報からの不審な挙動の検出、構成変更の検出などの機能を ...