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3 章 確率質量関数
いまのところ、この結論はとりあえずのものです。同じデータセットを用いて目に
見える相違は何かを明らかにし、その相違が明らかになる可視化を選びました。この
効果が実際のものかどうかは確かではありません。ランダムな偶然による変動かもし
れません。この問題については後で触れます。
3.4
クラスサイズのパラドックス
次に行く前に、
Pmf
オブジェクトでどんな計算ができるかの一例を示したいと思
います。この例を私は「クラスサイズのパラドックス」と呼んでいます。
アメリカの多くの大学では、学生と教授の人数比は約
10:1
です。しかし、実際に
授業に出席したら、クラスの平均人数が
10
人より多いことに気付くでしょう。この
食い違いには
2
つの理由があります。
•
学生は通常
1
学期当たり
4
〜
5
クラス取るものですが、教授はせいぜい
1
、
2
クラスしか授業を行わない。
•
受講者が少ない授業に参加する学生は少なく、受講者の多い授業を取る学生
の数は(当たり前ですが)多い。
1
番目の影響は(少なくとも気付いてしまえば)明白ですが、
2
番目の影響はすぐ
にはわからないかもしれません。そこで、次のような例を考えてみましょう。ある大
学ではある学期に
65
のクラスを開講しています。それぞれの学生数が次のようになっ
たとします。
学生数
クラス数
5-9 8
10-14 8
15-19 14
20-24 4
25-29 6
30-34 12
35-39 8
40-44 3
45-49 2